K-1競技統括プロデューサーでタレントの角田信朗(55)がブログで、ダウンタウンの松本人志(53)との確執を明かし、“誤解”を主張した。

 角田はかつて「ダウンタウンDX」にひんぱんに出演するなどダウンタウンとの関係は良好だったが、「ある事件をきっかけにボクはダウンタウンの番組に全く呼ばれなくなってしまったのです」と明かした。

 角田がいうそのきっかけとは、ダウンタウンの人気番組の制作サイドから「芸人対抗・たたいて被ってジャンケンポン選手権」という企画でレフェリーとしてオファーを受けたが、断ってしまったことだという。

 角田は当時、K-1でミスジャッジが問題となっていたため、バラエティー番組に出演してレフェリーを務めることに「格闘技ファンから許容されるだろうか…」というジレンマがあり、K-1イベントサイドからも「こういう時期なので自粛してほしい」との意見を受けたため、出演を断ったと明かした。

 しかし後味の悪さから松本に直接会って経緯を説明しようと考えた角田。その前に、唯一連絡先を知っていた松本の“側近的”なベテラン芸人に相談すると「松本さんはそんなことで気分害するような人と違いますよ また会うたら僕からも言うときますわ」と言われたことに、安心していたという。

 それから1年ほどたってから「ダウンタウンDX」から久しぶりの出演依頼があり、「久々のダウンタウンとの共演に大喜びすると共に あの時に松ちゃんからのお申し出に応える事が出来なかったおわびをやっと直接出来るチャンスが来た!」と小躍りして喜んだという角田だが、当日になってなぜか突然、収録が中止に。「松本さんが台本を見て 角田の名前を見つけた途端に 収録は中止や!!ということになった…というものでした」と振り返った。

 「要するにあの時、ボクがオファーを断ったことにいまだご立腹だ、というのです」と角田。松本に直接説明させてほしいと申し出たが、制作サイドからは「遠慮していただきたい」との返答があったという。共演するはずだった歌手の和田アキ子からも「あんた一体何があったん!?」と電話があったそうで、一部始終を話すと「あんたの話し聞いただけやから何とも言えんけど その通りやとしたら残念な話しやなぁ 芸能界でこれだけ好きなようにやらせてもらってるウチ(アコさん)でも共演NGっちゅうのは無いで!まぁ気にせんと今度ご飯行こ!!」(原文まま)と慰められたと明かした。

 それから10年が経過し、「ボクはこの事件 恐らくこうであろうと推理します 松ちゃんの提案にボクの出演を安請け負いして名乗り出た担当者がまさかのNGの回答に松ちゃんに対する自分の体面を保つ理由を作るには他人(角田)を悪者にするしかなかったのではないか?」と推測したが、「真相は霧の中です」。

 今もダウンタウンのファンで、それだけに「あの時強引にでも松ちゃんの控室に乗り込んでいって直接経緯を説明すれば絶対にこんなふうにはなっていなかったろう」と悔いが残っており、「このブログに書くことでこの真実が回り回って松ちゃんのもとに届くことを祈っています」と望みを託した。