歌舞伎俳優・市川海老蔵(39)が23日午後、前日22日夜に妻小林麻央(こばやし・まお)さんが都内の自宅で死去したことを会見で語った。34歳だった。

 海老蔵は「アナウンサー時代から妻を応援してくださった方々へのご報告ということでお集まりいただきました。昨日舞台が終わった後、別の撮影があり、お母様からLINEがきた。具合が悪いと。あわてて家に帰った。たまたま私が妻の前に座って、息を引き取る瞬間を私は見ていました。愛しているといって、そのまま旅立ちました」と気丈に話した。

 東京・渋谷のシアターコクーンBunkamuraで自主公演「市川海老蔵 第四回 自主公演 ABKAI 2017~石川五右衛門 外伝 ~」を上演中で、この日午後12時からと午後5時からの2度の公演を予定しており、会見は公演の合間に行われた。

 海老蔵はこの日朝、「2017/06/23」と題し、「人生で一番泣いた日です。マスコミの方々もお察しください。改めてご報告させていただきますので、近隣の方々のご迷惑になるのでひとまずおかえりくださいませ、宜しくお願い致します」と、自宅に集まった報道陣に心境をつづっていた。