不倫疑惑を報じられたSPEEDの今井絵理子参院議員(33)と妻子ある橋本健・神戸市議(37)。両者はともに「一線は越えていない」と不貞行為を否定しているが、弁護士の菊地幸夫氏は「裁判ではその言い訳は通りません」と指摘した。

 民放各局は28日朝の情報番組で、「週刊新潮」が報じた今井議員の不倫疑惑を取り上げた。その中で特に話題となったのは、2人が主張する「一線は越えていない」という文言。フジテレビ「とくダネ!」で小倉智昭キャスターは、「一線を越えるとか越えないとか、今年の流行語大賞でしょうか」と皮肉った。

 TBS系「ビビット」では、タレントの真鍋かをりが「一線を越えてなければセーフみたいな考え方って、アイドルですよね。芸能人としてだったらあれだったのかもしれないけど、政治家さんの一線情報は別にこちらはどうでもいい」とバッサリ。女優の真矢ミキは今井議員のホテル内でのパジャマ姿に触れ。「100歩ゆずって一線を越えていないとしても、あのパジャマで来られたら男性はキツイんじゃないですか? 『越えたくない!』というのは、なかなか難しいですね」と笑いを誘った。

 日本テレビ系「スッキリ!!」でコメンテーターを務める菊地幸夫弁護士は、「マンションやホテルに入ってドアがパタンと閉まったら、もう『一線を越えていない』と言っても無理です。少なくとも裁判所においては無理です。裁判ではその言い訳は通りません」と説明した。