歌舞伎俳優尾上右近(25)の自主公演「研の會」が28日、東京・国立劇場小劇場で、千秋楽を迎えた。

 3回目となる今年は「神霊矢口渡」「羽根の禿(かむろ)」「供奴」に出演。女形、立役を演じ分け、早替わりも見せるなど、観客を沸かせた。右近は「3回目にしてようやく、覚悟ができた。来年も何が何でもさせていただく。日々無駄にせず、前に進んでいきたい」と、来年以降も公演を続けていく決意を示した。片岡市蔵、尾上松也らも出演。