米歌手ビヨンセ(36)が8日、米テキサス州を直撃した大型ハリケーン「ハービー」の被災地ヒューストンを訪れ、被災者に食事を配るボランティア活動に参加した。8月下旬に同州を直撃したハービーは、記録的豪雨による大洪水で50人を超える死者を出し、ビヨンセの生まれ故郷ヒューストンにも莫大な被害を与えた。ビヨンセとデスティニーズ・チャイルドで共に活躍したミシェル・ウィリアムズが並んで食事を手渡す様子をビヨンセの母がインスタグラムで公開した。ビヨンセは3か所の避難所を回り、被災者たちに寄り添っていたという。

 子供の頃から通っていた教会に立ち寄った際には、集まった多くの被災者たちを前に「皆私のファミリーよ。ヒューストンは私の故郷。皆が無事だったことを神に感謝しています。なにより大切なのは、皆の健康と子供たち、家族、そしてあなたたちの命です」とスピーチ。被災者から大きな拍手が起き、SNSを見た人たちからも称賛のコメントが相次いでいる。被害の大きさを目のあたりにしたビヨンセは、「まだまだ助けが必要。どうかヒューストンの復興のために、これからも寄付をお願いします」とコメントしている。ビヨンセが避難所を訪れた8日は、コンサートツアー中のジャネット・ジャクソンもヒューストンの避難所を訪問していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)