中谷美紀(41)が1日、都内でWOWOW主演ドラマ「片想い」(21日スタート、土曜午後10時)の完成披露イベントに出席した。

 作家東野圭吾氏の同名小説が原作。性同一性障害の女性を演じた中谷は、黒のパンツスーツにショートカット姿で登壇した。

 共演した国仲涼子(38)とキスシーンもあった。「必死で歯磨きをして、ミントを口にし、フレグランスもして、涼子に嫌われないようにしました」と笑いながら振り返った。

 これまでなぜか女性とのキスシーンが多かった。「なぜ、私ばかりにキスシーンが多いんだろう」と苦笑いしつつ、今回は「最も長い、ロマンチックなキスシーンで光栄でした」。

 ドラマのタイトルにちなんで「片思いしているもの」を聞かれると、「糖質、及び炭水化物に片思いしています」と答えた。「甘いもの、白米、うどんが大好きなんですけど、残念ながらいただけない体なので、白米の代わりにキヌア。うどんの代わりにそばをいただいています」。

 体は女性で、心は男性という役どころに近づけるため、体も鍛えていた。つかみかかられる場面があった桐谷健太(37)は、「男との力の差を見せるシーンでもあったけど、(中谷の力が強くて腕を)取れへんかったら恥ずかしいぞと思った。本当に鍛えられたんだなと感じた」と感心していた。

 この日は、共演した大谷亮平の37歳の誕生日で、中谷は白と緑の花束をプレゼントした。共演場面は1シーンほどしかなかったが、大谷は「一緒のシーンの最後に、お菓子の差し入れにお手紙を添えていただいた。こんなに丁寧にしていただけるとは思っていなくて、すてきな大先輩です」と感激していた。