NHK大阪放送局の角英夫(かど・ひでお)局長は5日、大阪市内の同局で定例会見を開き、今月2日の初回放送視聴率が東西とも20%を超えた連続テレビ小説「わろてんか」について、「大阪型の笑いが(東京でも)受け入れられていると感じている」とコメントした。

 吉本興業の創始者、吉本せいをモデルに、大阪にショービジネスを定着させるヒロイン・てんを描くドラマで、放送初週は笑い上戸な少女時代が盛り込まれている。角局長はその中で、ドイツ人の頭上にチョウが2匹乗っかり、ヒロインが笑い転がる場面をあげ「ドイツ人の頭に2匹のチョウの場面なんかは、大阪っぽい笑い。大阪型の笑いが、受け入れられているんだなと感じています」と評価した。

 今月7日放送分から登場するヒロイン葵わかな(19)には「(夫役の)松坂桃李さんとのラブロマンスもいよいよ(始まる)」と期待。「いろんな世代の方も胸がキュンとなると思います。その後は高橋一生さんも登場されますし、さらにご期待いただければ」と、“イケメン・朝ドラ”への自信も口にした。

 また、東京五輪1000日前の今月28日、大阪・千日前の「よしもと漫才劇場」で、朝ドラを盛り上げるイベント「千日前でわろてんか ギャグ1000発やりなはれ!」を開催すると発表した。

 イベントの司会は藤崎マーケットが務め、千原せいじ、水谷千重子、レイザーラモンHG、バンビーノや、若手芸人が多数出演。番組からは、漫才師キースを演じている大野拓朗も参戦予定で、角局長は「ギャグ1000発は計算すると、18秒に1回、ギャグを入れないといけない」と話していた。