フリーアナウンサーの小倉智昭(70)が、暴行問題により現役引退の意向を固めた横綱日馬富士について「無念だなと思う」だと胸中を推し量った。

 日馬富士が平幕貴ノ岩に暴行して負傷させた責任を取る形で現役引退を決めたと29日、師匠の伊勢ケ浜親方が明らかにした。

 小倉は29日放送のフジテレビ系「とくダネ!」で、「やはりこれだけ大騒ぎになってしまって自分の引き起こしてしまった事の重大さを感じて、もう土俵に上がる気力がなくなってしまったということなのかもわかんないね……」と日馬富士の胸中を推し量り、「暴力っていうのは絶対に今の世の中であってはいけないことだし、それが巻き起こした種とはいえ、日馬富士関がこれまで頑張ってきたことを考えると、うーん、無念だなと思いますよね」と語った。

 また小倉は、日馬富士がこれまでにやってきた慈善活動などに触れ、「結構たくさん社会のために貢献してる部分があるんですが、あんまりそういうのが語られることがなかったんで、それを思うとちょっと気の毒だなって、僕は個人的に、彼が好きだから思っちゃう」と残念がった。