土屋太鳳(22)が16日、都内で映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(瀬々敬久監督)の初日舞台あいさつに立ち、ダブル主演した佐藤健(28)のサプライズレターに涙した。

 佐藤は、締めのあいさつをすると見せかけて、手紙を朗読した。12年の主演映画「るろうに剣心」の共演をきっかけに、土屋のことが気になったという。インターネットで「土屋太鳳」と検索して、まじめな人柄を知ったり、出演作を見ていく中で「その時、ビビッと感じたあの思いは、確信に変わっていきました」という。

 土屋が公開までのキャンペーンで「健先輩を尊敬している」などと発言してきたことに対して「君がそんなことを言ってくれた数だけ僕は強くなれました。土屋さんにそんなことを言ってもらえる自分に、自信が持てました」と感謝した。同時に「僕にかけてくれた言葉の分だけ、自分を褒めてあげてください」と、優しく語りかけた。

 土屋は「去年は、いろんな作品をやっていて、気持ちが追い付かなくて、つらいこともあったけど、こんなすてきな物語で、健先輩と作品を作ることができることを励みに、頑張っていたところもありました」と言って涙した。さらに「このお手紙を家宝にします」と笑いを交えながら「生きていることの素晴らしさを実感しながら、健先輩と取り組んだ時間を大切にして生きていきたいと思います」と締めくくった。