ダウンタウンの松本人志(54)が、日本のお笑いを批判した発言で物議をかもしている脳科学者の茂木健一郎氏(55)について、過去の脱税騒ぎを持ち出してチクリと刺した。

 茂木氏は今年3月に「日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン」と批判して賛否を呼んだが、さらに今月17日には「時の首相と食事をしてよろこんでいるようなお笑い芸人や、コメンテーターは、別にいてもいいけど、文化にはあまり貢献しないと思う。そういう人たちは、忖度のエンジェルに過ぎないから。それは、公共の電波でやるコメディーではありません」と、安倍晋三首相と会食した松本を批判したと受け取られる発言で物議をかもし、翌日には「ぼくのツイートは、松本人志さんや、古市憲寿さんを批判しているわけではありません。むしろ、エールです。私の批判は、常にシステムや、マインドセット、思想に向けられていて、ひとりの人間という存在に対しては常にあたたかい気持ちしかありません。それが安倍さんでも、トランプさんでも」と真意を説明していた。

 24日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」は茂木氏の発言を取り上げ、松本は苦笑しながら「茂木さんは寂しいんですよ。だからたまにああいう発作みたいなのが起きる」と指摘。「だから茂木さんは茂木さんで、僕、一緒にご飯行って、節税の仕方とか聞きますよ。『税金どうしてるんですか?』って」と、09年に所得の申告漏れを指摘された騒動を持ち出してやり返した。