俳優中村優一(30)と杉浦太陽(36)が6日、都内で主演したBSジャパン連続ドラマ「最後の晩ごはん」(12日スタート、金曜午後11時半)の会見に出席した。

 捏造(ねつぞう)スキャンダルで芸能界を追われた若手俳優(中村)が、定食屋の主人(杉浦)に助けられ、店を手伝い始める。その定食屋に毎夜訪れる幽霊たちを成仏させるため、最後の晩ごはんを探していく物語。

 中村は、「仮面ライダー電王」、杉浦は「ウルトラマンコスモス」に出演し、共演の篠田三郎(69)もかつて「ウルトラマンタロウ」に出演しており、メインキャスト3人がヒーローもの出身となった。中村は「偶然にも、僕たち3人ヒーローなんです。武器や必殺技を使わず、料理で幽霊を成仏させます!」。杉浦は定食屋店主役に「僕自身料理好きで、ガタイのいい役。筋トレしているのでちょうどいいです」と笑顔を見せた。

 収録は深夜12時に始まり、翌日昼まで続くハードなものだった。中村は収録中の杉浦について「昼夜逆転生活の中、子供3人もいるのに、寝ないままジム行って、(役作りのため)料理も練習もして、いつ寝てるんだろうっていうくらいストイック」と積極的な活動ぶりを明かした。杉浦は「その間に『としまえん』も行ってるからね」と付け加え、「元ヒーローは家族も守らないとね」と話して笑わせた。