タレント、ベッキー(33)が7日、京都市右京区の松竹撮影所で、BSジャパンの主演ドラマ「新時代劇 くノ一忍法帖 蛍火(ほたるび)」(4月スタート、火曜午後8時)収録を行い、合間に臨んだ取材会でも“忍法”を連発した。

 女忍者役で、時代劇に初挑戦しているベッキーは、約2カ月前から始まった収録で、殺陣にも挑戦。この日がクランクアップだったが「ちょうどまん中ぐらいの時期、刀が頭に当たって、2針縫いました」。負傷後も数カットを撮影して、病院へ行ったそうで「戻ってきてすぐの撮影で縫う(裁縫)場面。こんな短期間に縫われて、縫ってなんて」と笑わせた。

 心配されたケガは、流血もあったものの「私にとっては勲章です」と胸を張り、傷の治りも「みんなが、びっくりするくらい早かった」そうだ。

 忍法ばりの超回復の背景には、独自の健康法があったと告白。消化活動に使うエネルギーを回復のエネルギーにあてようと、食事量を制限し、睡眠を多くとったといい「その健康法がよかった。それと、気合ですかね。すっと、治りました」と明かした。

 あくまでも負傷を「マイナスにとらえたくない」との思いから、報道陣に「深刻に書かないでくださいよ。見出しは『ベッキー2針縫う(笑い)』でお願いします。笑い、入れてください」と、見出し案も飛び出すなど、サービス精神もたっぷりだった。

 さらに、その後の質疑応答で、「週刊文春に対抗する忍法はあるか」と聞かれると、大笑いしながら「それは、コメントしないでおこう!」。その後、スタッフを見やって「あれ、この質問、止めるやつじゃないの?」などと、ちゃめっ気たっぷりに続け、空気を悪くせずに答えを避ける“忍法・質問封じ”の技も繰り出した。

 今作は、16年1月の不倫騒動から復帰後初ドラマで、連ドラ主演は12年ぶり。山田風太郎氏の「忍法帖シリーズ」の実写化で、ベッキーは、生真面目で正義感の強い女忍者・お蛍(おけい)にふんし、アクションにも挑戦している。

 お蛍は、木下ほうか(54)演じる頭取の根来孤雲のもと、忍者仲間の黒川芽以(30)演じるお美代、樋井明日香(27)ふんするお玉、高橋光臣(35)が演じる姉の婚約者・吹矢城助らとともに、敵に向かい、バラエティー豊かな忍法をさく裂させていく。