菅原文太さんとのコンビで人気になった「まむしの兄弟」シリーズで知られる俳優川地民夫(かわち・たみお)さん(本名・河地猛=かわち・たけし)さんが10日に脳梗塞のため亡くなっていたことが分かった。通夜は15日、葬儀・告別式は16日に営まれる。

 川地さんは神奈川県逗子市生まれで、隣家に石原裕次郎さん一家が引っ越してきたことから裕次郎さんにかわいがられた。58年公開の映画「陽のあたる坂道」で裕次郎さんの弟役でデビューし日活に入社。

 青春もので活躍後、日活を退社し、「まむし-」シリーズや「仁義なき戦い」などに出演。数々の映画やドラマなどで、個性派の名脇役として活躍した。

 昨年行ったテリー伊藤との対談で、数年前と昨年に倒れ、体と言葉のリハビリを行っていたことを明かしていた。