英ロックバンド「ローリング・ストーンズ」のキース・リチャーズ(74)が、米ウォールストリート・ジャーナル紙メンズ・スタイル号のインタビューで、ミック・ジャガーについて嘲笑(ちょうしょう)した後、すぐに謝罪した。

 リチャーズは、73歳で8人目の子供が誕生したばかりのジャガーについて、「エロおやじ」とやゆした上で、「もうパイプカットするべきだ。あの年で父親になるなんて。子供がかわいそうだ!」と露骨に批判した。

 同インタビューがネットで公開され、議論が巻き起こった後、リチャーズは米情報サイトE!に声明を発表し、「ミックについての発言を後悔している。行き過ぎだった。彼にも謝罪した」とコメントした。

 5人の子供と5人の孫がいるリチャーズは、ジャガーとの不仲について自ら明かしており、2010年に発表した回顧録の中で、「ミックの性器は小さい」と暴露したこともある。

 しかし、2人の間にある緊張感がバンドの成功の秘密でもあるようで、「良い時も悪い時もあった。でも、ローリング・ストーンズのことを話せば、ミックみたいなボーカルはいない。どんなに文句があっても、彼と仕事をするのは最高だ」と語っている。(ニューヨーク=鹿目直子)