浅草キッドの水道橋博士(55)が、平和主義者だという井手らっきょ(58)がオフィス北野に対する怒りの声をあげたことに触れ、自身らが告発した森昌行社長の“裏切り”の真相について「推して知るべし」とした。

 博士らたけし軍団のメンバーは1日、それぞれのブログで声明文を発表。たけしの退社の真相を暴露し、森社長を告発した。声明文によれば、役員報酬や従業員の給与水準が容認しがたいほど高額に引き上げられていたという。その一方で、冷遇されていたという芸人の1人で、3月に活動拠点を熊本に移した井手は3日放送のフジテレビ系「とくダネ!」にVTR出演し、若手社員への高額給与を疑問視するとともに、森社長への不信感をあらわにした。

 森社長は4日夜、複数メディアの直撃取材に対応。日本テレビ系「NEWS ZERO」は速報で、「(声明文の内容について)その通りですというところであれば謝罪で終わりますけど、あえて不本意と言わせていただきます」とのコメントを伝えた。

 軍団側と森社長とで意見が食い違っているが、博士は「-ZERO」放送後の時間帯にツイッターを更新。「先輩で井手らっきょさんほど偉ぶることなく平和主義者はいない。芸人の誰もが知っている。存在そのものが、ひたすらにくだらないだけで、欲がないことを皆に尊敬されている」と井手の人柄を紹介した上で、「そのひとをして、あそこまで非難の声をあげさせた。その実像は推して知るべし」と、あらためて森社長への不信感をにじませた。