お笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(44)が今年4月に慶応大法学部の通信教育課程に入学していたことについて、7日、パーソナリティーを務める文化放送「ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB」(土曜午後1時)で入学までの経緯と今後の抱負について語った。

 淳は、今年2月から3月にかけて、インターネットテレビ局AbemaTV「偏差値32の田村淳が100日で青学一直線学歴リベンジ」の企画で、青学大の複数の学部を受験したが、全て不合格だった。

 青学大の最後の不合格通知を受け取った翌日に慶大の資料を取り寄せ、書類選考で3月末に合格となった。4月末には入学式にも出席したという。

 番組で淳は晴れて慶大生になった経緯について触れた。「まだ入学しただけなんで、本当に卒業しないと通信課程においてはしっかりとは『おめでとう』とは受け取れないなと思うんですが、とはいえ、青学落ちてからすぐに、どうしても今年から法学を学びたいと思って、なんとか慶応大学法学部通信教育課程に拾っていただきました」と説明した。

 法学部を選んた理由については「小論文が2つあるんですよ。なぜ大学に入りたいかと、書籍を読んで、法律に関して書く小論文2つ。青学で落ち続けてたんですが、落ち癖というか、落ち慣れして、どうせだめだろうと思ったけど、チャンスがあるなら受けてみようと思って小論文を提出したんです」と振り返った。

 合格通知を受けた当時については「嫁から、慶応から手紙来てるよと電話があったんです。自分で直接見るの嫌だったから、空けてっていったら、ギャーって言って。嫁が。やったーとは言わなかった。きつねにつままれたような。俺より喜んでました」と家族で歓喜した瞬間を表現。

 大学受験と仕事との両立は淳にとってはかけがえのない経験だった。「その(妻の)ギャーを聞いて、俺より苦しんでたんだなと思いました。子育て参加できなかったので。でもここからですからね」と気を引き締めた。

 44歳にして「慶応ボーイ」になる。淳は「ボーイって年じゃないので『慶応おじさん』として頑張りたいと思います。でも卒業しないと名乗れないと思うんですよ。学生証が届いたときにはうれしかったですね。楽しみながら学んでいきたいと思います」と話した。