女優松嶋菜々子(44)が、今秋放送されるテレビ朝日系ドラマスペシャル「誘拐法廷~セブンデイズ~」に主演することが26日、分かった。松嶋が、テレビ朝日制作のドラマに出演するのは、女優活動26年目で初。同局系のドラマで主演するのも初めてとなる。

11年前に大ヒットした韓国映画「セブンデイズ」の日本版で、松嶋は娘を誘拐された敏腕弁護士を演じる。娘の命を握る誘拐犯から「7日以内に殺人罪の被告人の無罪を勝ち取れ」と要求されるサスペンスだ。

私生活でも2児の母の松嶋は、7月に「イマドキのパパ・ママの暮らしと子育てに関する調査」(メディアケア生命調べ)の「理想の芸能人ママ」部門で1位に選ばれた。世間からも一目置かれてきた母性を、今作でいかんなく発揮する。「弁護士の使命感や責任感。子供を守りたい親の気持ち、仕事をしながら娘を育てる母の心情、幾重にも重なる思いは難しい役どころだと思います」と話す。

横地郁英プロデューサーは「長年のオファーが実り、松嶋さんがついにテレ朝のドラマに初主演してくださいます。パワフルなミステリードラマです」。松嶋も「娘を助け出すための7日間のタイムリミットが迫る緊迫感を、私なりに演じたいと思います」と意気込んでいる。