女優上戸彩(32)が、10日の放送で最終回を迎えるフジテレビ系連続ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(月曜午後9時)で、このほど撮影クランクアップを迎えた。沢村一樹(51)主演の「絶対零度~未然犯罪潜入捜査」はシリーズ3作目。「絶対零度」シリーズのシリーズ1、2作目は上戸が演じる捜査官・桜木泉が主役だった。

7年ぶりの今シリーズで、桜木泉は失踪して死亡したと思われながら、最終回で突如として、未然犯罪捜査チーム(ミハン)を率いる沢村演じる井沢範人に銃を向ける。

沢村と最後のシーンを取り終えた上戸は「オールアップです」の声があがると、拍手するスタッフに何度も頭を下げた。沢村が花束を手渡して「お疲れさまでした」とねぎらうと、上戸は「ありがとうございます」と握手をして笑顔を見せた。

今シリーズでは出番が少なかっただけに、上戸は「みなさん、お疲れさまでした。私はほとんど家のテレビの前で、オンエアを見させていただいていたんですが、本当にミハンチームのみなさんの仲がよさそうで、桜木の名前が出るたびにドキドキうれしい気持ちにもなりましたし、ミハンの仲間に入れてもらいたいなーっていう気持ちでいっぱいでした。なので、最終回はおいしいカタチで出番をいただき、本当に幸せな楽しい時間でした。フジテレビさんの連ドラに帰ってきたのは久々だったので、顔見知りのスタッフの方にもたくさん会えて、本当にありがとうございました」と話した。

最終回では井沢(沢村)は、誘拐ビジネスを手がける犯行グループに拉致された山内徹(横山裕)の救出に向かう。そこには、ベトナムで死んだはずの桜木泉(上戸)の姿があった。桜木はすでに犯人たちを倒して拘束していたが、何故か井沢に銃を向ける。「あなたは、ミハンに組み込まれた人間?」。桜木は憎しみのまなざしで井沢にそう告げると、現場から立ち去る。

そしてミハンに示された新たな危険人物を表示する。そこには「桜木泉」の名前があった。桜木を捜査することになったミハンチーム。すべての発端はベトナムにある。ベトナムへと向かった井沢と山内は、桜木が証券会社社員の谷口正博(斉藤佑介)を追っていたことが分かる。谷口は、日本からベトナムに赴任した同社の支店長とその娘・由紀子(桜井ユキ)を爆発物で使って殺そうとしていた。谷口を射殺してそれを食い止めたのが、刑事・赤川武志(須田邦裕)だった。だが、赤川はホテルの屋上から転落死。その翌日、桜木も失踪していた。謎が深まる中、ミハンと桜木の意外な〓(繋の車の下に凵)がりが浮かび上がってくる。