1973年にデビューして以来45年間に渡って奇抜な衣装とメークで人気を博した米ロックバンドKISS(キッス)が、来年1月31日から「エンド・オブ・ザ・ロード」と銘打ったラストツアーを行うことを明らかにした。

最後の世界ツアー第一弾は、カナダ・バンクーバーからスタートし、4月13日の米アラバマ州バーミングハムまでロサンゼルスやニューヨークなど北米40都市以上を回る44公演が行われる予定だという。

「40年以上に渡って築き上げてきた全て、獲得したものの全ては、クラブ、アリーナ、スタジアムをいっぱいにしてくれた世界中の何百万人の人たちがいなければ成し得ることができなかった。まだキッスを観たことのない人たちにとってはこれが最後のチャンスとなる」とコメント。これまでで最大規模のショーとなり、今後2~3年かけて世界中を回る予定だという。ボーカルとベースを担当するジーン・シモンズ(69)は、「皆が最高のものを望み、僕たちはその望み通りに世界で1番ホットなバンドを提供した。ハードルはとても高く、もしかしたら1番高いかもしれない。僕たちはのライバルは自分たちだけだ」とコメントし、フルメークで全力パフォーマンスを行ってきた45年間を振り返っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)