女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の1日に放送された第28話の平均視聴率が22・0%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、ある日、福子(安藤サクラ)や萬平(長谷川博己)らが寝ていると、アトリエに侵入する足音が…。アトリエで寝ていた鈴(松坂慶子)が気づき大声を上げた。捕まえ問いただすと名前を神部茂(瀬戸康史)と名乗った。店が繁盛しているからお金があると思い窃盗を働いたことを白状した。翌朝、神部はおなかがすいてごちそうになったすいとんのお礼に、感謝の気持ちで家の雑巾がけをしていた。鈴は「出て行きなさい」と言うと神部は「もう泥棒はしません」と言って家を出て行った。するとまた違う日、みんなが寝ている時、アトリエに忍び込む足音がして、鈴が気づき追い払おうとした。すると、神部ではなく克子(松下奈緒)の夫忠彦(要潤)だった。鈴はみんなを呼び克子と忠彦は涙の再会を果たした。翌朝、4人の子供が起きて庭にいた忠彦を見て歓喜、福子らも集まり、みんなで万歳をした、という内容だった。