美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(73)が、犯罪をした高齢者に対する刑罰についての持論を語った。

高須氏は20日更新のツイッターで、10億円余りを脱税したとして、法人税法違反の罪に問われた東京・銀座の「丸源ビル」オーナー川本源司郎被告(86)に懲役4年、罰金2億4000万円(求刑懲役5年、罰金3億円)の判決が下ったことを受け、「老人虐待に思える。法には血も涙もない。これは死刑と同じではないか」「刑期を終えるのは90歳だよ。生きて出所できるかどうかわからない。若者にはたった4年でも86歳の被告には終身刑か死刑と同様です」と私見を述べ、物議をかもした。

罰金刑にすべきだと主張する高須氏は、その後も「更正して社会の役に立つチャンスを奪うのは法の精神と違うと思うのですが…」と、今回の判決に疑問を呈し、「強欲な脱税犯は財産没取で購わせるのが合理的です。肥満体の脱税犯を懲役に行かせてもダイエットと規則正しい生活で健康になるだけです。経済的には痛くない」と持論を展開した。

高須氏の意見に対し「老人犯罪の無法地帯になる」と指摘する声もあがったが、高須氏は「老人犯罪の無法地帯?介護の必要な老人を収監すると刑務所は老人ホーム化して財政を圧迫します。強欲な経済犯は懲役に行かせるより過大な罰金を科したほうが刑罰として有効です」と反論した。