24日に放送された日本テレビ系連続ドラマ「ドロ刑-警視庁捜査三課-」(土曜、午後10時)の第7話視聴率が8・7%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話11・8%、第2話8・6%、第3話8・5%、第4話8・4%で、第5話は8・4%、第6話は8・1%だった。

同作は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の福田秀氏の漫画「ドロ刑」を原作にしたドラマ。原作自体が今年1月に連載が始まったばかりで、異例の速さでの実写ドラマ化となった。

Sexy Zone中島健人(24)演じる新米刑事、斑目勉(まだらめ・つとむ)が、遠藤憲一(57)演じる誰も姿をみたことがない幻の大泥棒、煙鴉(けむりがらす)を相棒に難事件に挑む新感覚刑事ドラマで、本当の正義とは何かを問う作品だ。

13係の美人係長鯨岡千里を稲森いずみ、捜査一課出身の元エリート皇子山隆俊を中村倫也、元指名手配専門刑事勝手田利治を丸山智己、手口捜査のスペシャリスト細面隆一を野間口徹、元スリ専門刑事左門陽作を板尾創路、変装の達人宝塚瑤子を江口のりこ、元音楽隊の小平美希を石橋杏奈が演じる。

第7話は、窃盗事件が多発する病院に潜入捜査することになった13係。斑目と美紀は潜入捜査スペシャリスト瑤子の指揮のもと、看護師と研修医に扮(ふん)して病院に潜入する。内部犯がいること考慮し、潜入捜査を知るのは安斎外科部長(神保悟志)と鬼塚看護部長(猫背椿)だけ。瑤子は他大学から来た医者に成り切り、勝手田は清掃員、左門は外来患者のふりをする。見舞客を装い病院に紛れ込んだ窃盗犯は、“カメレオンの卓”こと米田卓三(半海一晃)だ。

そんな中、斑目の前から姿を消した煙鴉の逃亡を警戒する皇子山は、鯨岡に家宅捜索を提案も、鯨岡は認めない。

院内で具合が悪くなった文子と夫の源蔵を助けた斑目は、文子が院内で指輪を盗まれたことを知る。2人は落ち込んでいたが、それは窃盗被害だけでなく、黒いうわさが絶えない安斎が手術を担当することを相談される。

応援に現れた皇子山は瑤子から、安斎が窃盗によるデータ漏えいがないかのフォローを頼まれる。

偶然、卓三の犯行現場に居合わせた斑目は、大金星を挙げる。卓三は余罪を吐き、一件落着かと思われた矢先、鬼塚看護部長が斑目と瑤子に安斎外科部長が論文の症例数を稼ぐために手術ミスの隠蔽(いんぺい)を行っていることを告白し、事件は急展開を迎える。 斑目、皇子山、瑤子の3人が極秘で潜入し、安斎外科部長の手術に潜入し不正を暴く、という内容だった。