オスカー女優のナタリー・ポートマン(37)が、子役時代から性的な対象として見られたことへの苦痛を米ピープル誌インタビューで告白した。13歳で女優としてデビューした当時、ある男性ファンからの手紙に「レイプ・ファンタジー」と書かれていたという。

ポートマンはこの時のことについて、「13歳の子供でさえも、性的な表現をすれば、男性たちが私の身体について話し、物として見る権利を持つことをすぐに理解しました。世間に対し、私は安全でいる価値、尊重される価値のある人間であるというメッセージを送るため、自分の身体を隠し、表現や仕事を抑制する必要があると感じました」と振り返った。

ポートマンは、自分が性的対象として見られたことに気づき、妥協するに至ったというが、「映画の中での私の撮られ方や描かれ方が理由で、性的な対象として見られたことはわかっています。でも、私はそんなつもりではない。それは、公的なアイデンティティの一部なのです」と説明した。(ニューヨーク=鹿目直子)