民放連定例会長会見が24日、都内で行われ、大久保好男会長が、会長としての会見後、社長を務める日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」(日曜午後7時58分)について言及した。

同番組の祭り企画に対し、昨年11月に一部週刊誌がやらせ疑惑を報じ、同企画は当面休止となり、BPOの放送倫理検証委員会が今月11日に審議入りを決定していた。

大久保社長は審議入りを受け「真摯(しんし)に受けとめている。今後予定される関係者へのやりとりなど、誠意を持って対応する」と語った。放送倫理・番組向上機構(BPO)には調べたことを報告しているとしたが、調査内容の公表には「追加の要請などさらに調査を求められるかを考え、審議の推移を見守りながら皆さんに報告したい」と語った。

また、同局には視聴者からさまざまな声が寄せられていると紹介。「全体として厳しい批判より、頑張って番組を作って欲しいという応援の声が多い。甘えることなく、より多くの視聴者に支持される番組を作る」とした。また、大久保社長自身は問題浮上後も同番組を見ているとし「面白いなと思って見ています」と語った。