映画「ボヘミアン・ラプソディ」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレック(37)が、20年公開予定の人気スパイ映画「007」の最新作「ボンド25」に悪役で出演することが決まりそうだと報じられた。

同作は6代目ジェームズ・ボンドを演じる英俳優ダニエル・クレイグの最後の出演作になると言われている。米メディアによるとまだ正式な契約はまだ結んでいないものの、交渉は最終段階に入ったと伝えている。

同作は4月にクランクインを予定しており、当初は主演ドラマ「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」の撮影が6月まであるマレックの出演は難しいと言われていたが、スケジュール調整に成功したことやオスカー受賞で一気に出演話が現実化したようだ。悪役という以外役どころの詳細は明らかにされていないが、クレイグ演じるボンドと対決するメインキャラクターとなることは間違いなさそうだ。ダニー・ボイル監督が「創作上の意見の違い」から降板し、日系アメリカ人のキャリー・フクナガ監督がメガホンを取ることが決まっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)