ステージ4の口腔(こうくう)がんで2月22日に手術を受けたタレント堀ちえみ(52)が、術後の経過を報告した。

堀は10日、ブログを更新。「昨日の朝、いろいろな診察が終わってから、あまりにもお天気がいいので、外を散歩する事にしました。病院の周りを1キロ以上、リハビリを兼ねての散歩です。暖かな春の日差しを浴びながら歩きました。お日様に当たるの20日ぶりかな。外は久しぶりの物であふれていました。車の音・鳥のさえずり・花壇に咲く花・時折吹く風・青空にひこうき雲…『生きているんだなぁ』と、実感。考えたら20日前…入院する時には先の見えない哀しみを、胸いっぱいに抱えていたっけなぁ。この先の人生は、一体どうなってしまうのだろうかと。たった20日しかたっていないのに、こんなに元気に生まれ変われたとは、感慨深いものがあります」と、久しぶりに屋外に出た喜びをしみじみとつづった。

現在は発声のリハビリに励んでいるが、「主人いわく、『がぎぐげご』と、『らりるれろ』が聞き取りにくいようです。集中的に練習しましたが、まだ舌が腫れているので、なかなかうまくしゃべれません。特に『ら行』は舌をフルに使って発音するので、難しいですね」という。しかし食事については、数日前には液体やゼリーのみ込みに苦労する様子をつづっていたが、この日は久しぶりにプリンを食べ「感動です。この喉越し、涙が出てきます。おいしいとかって言うレベルのものではない。心に染み渡る幸福感」と感激。その後ものみ込みのリハビリでゼリーを食べたといい、「ゼリーののみ込みは、もう大丈夫です。月曜日からはのみ込み食ステップ2に進みます。どんなものが出てくるのがドキドキします。楽しみです!」とつづった。