稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(44)、香取慎吾(42)によるプロジェクト「新しい地図」が10日、仙台市のゼビオアリーナ仙台でファンミーティング(昼夜2公演)を行った。

昼の部には4500人が集まり、歌にゲームにトークにと3人との再会に歓喜。東日本大震災から8年となる11日も、同所で公演を行う。

宮城での公演はSMAP時代の03年、宮城スタジアムで行って以来16年ぶり。冒頭からファンは総立ちで3人のパフォーマンスに熱狂した。

香取は「やっと会えました。1年前にはステージで歌って踊れる日が来るとは想像できなかった」と感慨深げ。過去に宮城米のCMに出演しGM(ごはんマネジャー)を務めていたこともあり、「白いご飯を食べるためにおかずを食べています。今日は牛タンを狙っています。いまだに宮城米にひとめぼれ中です」と宮城愛をアピールした。

公演後にはあらためて3・11への思いを口にした。香取は「毎年3月11日を迎える時に、離れてはいますけれど、僕は僕で東京で、東日本のことを思い、その思いがファンミーティングを3月11日にすることにつながったと思う。ニュースで見る機会は減っているけれど、自分のような思いを持っている人はきっとたくさん日本中にいると思う。本当に1人じゃないんで。みなさんの思いも、僕の思いも、必ず届くと思います」と心からのメッセージを残した。【野上伸悟】