ブラッド・ピット(55)とアンジェリーナ・ジョリー(43)が、2016年より続いている離婚調停で決着が着かないことに業を煮やし、「早く法的に独身にして欲しい」と裁判所に申し立てていると、米一部メディアが報じた。

ニューヨーク・ポスト紙などによると、2人は現在、夫婦の法的ステータスについて裁判所に交渉中というが、基本的には離婚してシングルになったとみなされるものの、同時に財産分与などに関する交渉を続けていく必要があるという。

内部関係者は、「双方が、新たな人生を歩みたがっている。もう夫婦でいたくない」と話しており、どちらも現在のところ、新たな恋人がいるわけではないが、2人にはもはや、お互いを思う気持ちはまったくないとしている。

2人は2016年に別居して以来、6人の子供たちの親権問題、養育費などをめぐり泥沼の争いを続けてきたが、離婚成立にはあと数カ月はかかるとみられている。

一時はジョリーがピットに対し、養育費を支払っていないと批判すれば、ピットもジョリーの新居購入資金として800万ドル(約8億8000万円)を支援した他、子供たちのために130万ドル(約1億4300万円)を支払ったと反論するなど、公の場での金銭的な争いが注目された。(ニューヨーク=鹿目直子)