実力派歌手の日高正人(75)が21日、兵庫・尼崎市のホテルヴィスキオ尼崎で「~武道館への道~」と題したディナーショーを開催、集まったファンに夢実現への思いをぶちまけた。

「皆さんに支えられてここまで歌ってこれました」。デビュー50周年のベテランは、まず感謝の言葉からスタート。メガヒットには恵まれないものの、83年にワンマンコンサートで、日本武道館に1万2000人を動員した実力から“無名のスーパースター”の異名を持つだけに、あの栄光を再び…が今の心の支えだ。

ディナーショーには榊あけみ、北沢麻衣がゲストで登場。また友情出演した秋山涼子は「大先輩の日高さんの夢を一緒に追いかけたい」と会場を盛り上げた。

一昨年の発売以降、静かなブームとなっている名曲「木守り望郷歌」(作詞喜多條忠、作曲小田純平)を熱唱後、アンコールでは今年発売予定の未発表曲「男の遠吠え」までノリノリで披露。「いつか白馬に乗った天使が現れてヒット曲をくれるんじゃないかと思っている。それがこの曲です」と、新境地のリズミカルな曲で締めくくった。