テレビ東京の定例社長会見が25日、都内の同局で行われ、小孫茂社長(67)が出席した。

同局は15日、1日まで放送されたアニメ「けものフレンズ2」に関連し、「弊社社員によるSNSでの発言の中に、視聴者の方々を不快にする、不適切なものが含まれていました」とし、公式ホームページに謝罪文を掲載した。

川崎由紀夫ライツビジネス本部長は「番組を担当するプロデューサーによるSNSの発言につきまして、その対応について視聴者の皆さまからご指摘いただき、不適切なものがあったと番組のホームページ上に文書を出させていただいた」と経緯を説明した。不適切な内容について問われると「ご意見に対して、相手を皮肉ったりあおったりという、やりとりの全般についてです」とした。

当該プロデューサーについては「本来ならば自分が関わる番組を宣伝するためにやっていたことが、届けられなかった、対応として間違ったということは認識しており、反省している」と話した。なお、定期人事異動により先週アニメ部門を離れたという。

小孫社長は「メディアの人間は、自分たちの出した商品に対しての反応については真摯(しんし)に受け止めるようにあるべき」とし、「今回の件を契機に、視聴者からどんな反応を届けられたとしても、真正面から受け止める姿勢を堅持していなければいけない」と述べた。

同アニメの放送終了後、番組の内容に批判的な視聴者に対し、担当プロデューサーがSNS上で扇情的に反論を繰り返すなどしていた。