歌手郷ひろみ(63)が16日、東京・池袋サンシャインシティ噴水広場で、新曲「JAN JAN JAPANESE」発売記念イベントを行った。

1978年(昭53)にオープンし、数々のアイドルイベントが開催されてきた“聖地”に、元祖アイドルともいえるレジェンドが、初めて降り立った。ステージを囲むように360度、1階から4階までぎっしりとファンが詰めかけ、近くを通る買い物客からも大歓声が上がる中、代表曲「2億4千万の瞳」を歌い踊り、「ジャパーン!」の声を響かせた。

もともと池袋には縁がある。デビューした1972年(昭47)8月31日に、デビュー発表会&握手会イベントを池袋パルコの屋上で行った。この日も、歌唱後に握手会を行い、約3500人のファンと交流した。「昭和、平成、そして令和と突っ走ってきて、原点に戻るというか、当時の心にかえった感じがする。独特の雰囲気もあって、最高の気分でした」と笑顔をはじけさせた。

郷にとって104枚目のシングルとなる新曲は、日本を元気にさせるお祭りソングだ。早速、ファンに振りの「Jポーズ」を伝授し、ノリノリで決めた。来月2日からは、恒例の全国ツアー(52公演)をスタートさせる。「Jポーズでどれだけコンサートが盛り上がるか、今から楽しみですね」。新時代を迎えたが「いつ歩みを止めようとか、そういう感覚はない。これまで通り、自分ができることをやっていきたい。令和も『GO! GO!』ですね」と拳を握っていた。【大友陽平】