演歌歌手の増位山太志郎(70)が22日、東京・港区のコーヒー店「豆虎 赤坂焙煎所」で、新曲「ごめんよ麗子」の発売記念イベントを行った。

曲タイトルにちなみ、麗子→レイコ→冷コー(関西一部地区でのアイスコーヒーの呼称)とつながって、アイスコーヒー作りに挑戦した。

「妻がコーヒー好きで毎日、飲んでいる。以前は、自分も自宅で豆をひいて妻と一緒に飲んでいたこともあるんだよ」と言いながらアイスコーヒー作りに励んだ。「コーヒーの苦みと私の甘い声が合わさって、良いブレンドになったかな」。道を歩く人たちに「冷コーです。『ごめんよ麗子』もよろしく」と声を掛けながら、自慢のコーヒーを配った。

かつて交際していた女性を思い出しながら「ごめんよ。おまえに会いたい」とわびる歌詞になっている。「我々の年代になると、似たような体験の1つや2つはだれにでもあるでしょう。カラオケでは『麗子』のところの名前を変えて歌って欲しい」とアピールした。

自身は「麗子」に該当する「会いたい女性」はいないという。「多分、会わない。焼けぼっくいに火は付けない方がいい。大火事になっちゃうから(笑い)。よい思い出は取っておいた方がいいからね」と、愛妻家らしくジョーク交じりに話した。

元大相撲の大関として活躍した経験から、右膝の負傷で休場中の大関貴景勝(22)にもアドバイスを送った。「押し相撲1本の人が膝をケガすると難しい。若いんだから、目先のことにこだわらずに無理をしない方がいい。まずはケガをしっかりと治してほしい」。