欅坂46が7日、山梨・富士急ハイランドコニファーフォレストで、毎年恒例の野外ライブ「欅共和国 2019」最終日公演を開催した。3年連続3回目の開催となった。

雨が降る中、1曲目の「世界には愛しかない」から、水柱が高さ70メートルまで上がり、客席にはさらに水浸しに。副キャプテンの守屋茜(21)が「雨なんて、吹き飛ばせ~!」と叫ぶと、ファン1万6000人から大歓声を浴びた。続く「手を繋いで帰ろうか」では、センター平手友梨奈(18)らが客席に向かって大量放水。延べ210トンの水が使われ、ファンたちは次々に悲鳴や歓声をあげた。

序盤のトークでは、同ライブから1年2カ月ぶりに活動再開した原田葵(19)があいさつ。「久しぶりのライブで、しかもこんなにたくさんの方の前で緊張してるんですけど、精いっぱい頑張るので、一緒に盛り上がってください!」と意気込んだ。

メンバーも雨と放水でびしょぬれになる中、キャプテン菅井友香(23)が「今日は雲1つ無い青空で…」とあいさつすると、小林由依(19)から「私、雨、見えるんだけど? あっ、そういうことにする感じなのね」とツッコまれ、笑いを誘った。「皆さんが声を出してくださって、どんどん温かく、きっと雨もどっか行っちゃうと思います!」と呼びかけ、歓声を浴びた。

小林は「今回の欅共和国は、船をイメージしていて、オープニングは船の掃除をしていて、出航したような演出でした。手旗信号もして、この後も披露するので、注目してください!」と呼びかけた。

さらに、この日22歳の誕生日を迎えた土生瑞穂のために、バースデーケーキが登場。会場全体からバースデーソングで祝福された。22歳の抱負を聞かれると、「みんなが幸せでいてくれたらそれで十分なので、もっとみなさんに幸せになってもらえるように、今後も欅坂を広めていけるように頑張ります。よろしくお願いいたします」とあいさつ。大きな拍手を浴びた。

その後はノンストップでラストまで駆け抜けた。「Student Dance」では、アリーナ中央のステージが大きな水たまりになり、メンバーたちが水を蹴り上げた。ラストはデビュー曲「サイレントマジョリティー」。上空に花火が上がり、大歓声を浴びた。

この日は、後輩グループ日向坂46のメンバーも、ポンチョを被ってライブを見守った。菅井が客席後方にいた日向坂46メンバーを発見し、日向坂の「ヒ」ポーズをして見せる一幕もあった。日向坂46メンバーは飛び跳ねて喜んでいた。