女優上野樹里(33)主演のフジテレビ系連続ドラマ「監察医 朝顔」(月曜午後9時)の第3話が29日、放送される。

前回22日は、18日に起きた京都アニメーション放火殺人事件を受けて、放火殺人事件を扱った第3話の放送を取りやめて、第1、2話のダイジェストを放送。今回、第3話の表現に配慮、編集や演出を一部変更して放送する。

万木朝顔(上野)は神奈川県にある興雲大学に勤める新米法医学者。ベテラン刑事の父・平(時任三郎)と平穏に2人で暮らしていた。そこに11年3月11日に東日本大震災に巻き込まれた、母の里子(石田ひかり)の姿はない。里子は東北の海沿いにある実家に帰省していて被災、遺体は見つかっていなかった。

法医学者の役どころについて、上野は「以前、小児外科医役をやらせていただいたのですが、法医学者は、小児外科医よりも少なくて、解剖室はオペ室とは全然違いますし、向き合うのは生きている患者ではなく、亡くなっているご遺体。法医学者の方が出されている本を読ませていただいても、ご遺体が亡くなった理由が『気持ち的にも環境的にも不自然だよね』というように、死因の究明とともにご遺体の心に耳を傾け、心情や心理も垣間見える特別なお仕事だと気付きました。だからこそ、法医学者というのは、人間的な部分こそ持つように心がけて、演じていかなければいけないな、と思っています」と話している。

時任演じる父親との関係については「父親の平は刑事として、仕事でも一緒になります。基本的には仲のいいお父さんと娘で、お父さんも刑事として朝顔と近いところで働いているという関係がすてきだと思いました。実際に時任さんと現場にいても和やかで。時任さんがツイッターをフォローしてくれたので私もフォローしました(笑い)。全然ドラマに関係ないことをつぶやいても『いいね!』を押してくれるんです(笑い)。まるで、プライベートも仕事も共にする平と朝顔みたいでうれしくなります。(11年のNHK大河)『江~姫たちの戦国~』では、時任さんが(上野の演じた)江の父親の浅井長政を演じていらっしゃったのですが、江が赤ちゃんの時に長政が死んでしまったので、実質的には今回が初共演ということになります。それがこの作品で本当にうれしく思います」と話している。

第3話では、朝顔(上野樹里)は、恋人の野毛山署の刑事・桑原真也(風間俊介)からプロポーズされる。が、すでに2人の関係に気づいていた平(時任三郎)は、「あいさつがない」などと言って交際に反対する。あくる朝、平は、朝顔と話すことを拒むかのように、いつもより早く出かけようとする。そんな平を玄関まで追いかける朝顔。そのとき、ふたりのスマートフォンに、火災が発生して多数の死傷者が出たという連絡が入る。

4人の遺体が朝顔たちのもとに運ばれてきた。捜査を担当する平と桑原は、現場には当時、5人の男性が出入りしていたことを朝顔たち法医学者に告げ、誰が生き残った1人なのかを突き止めるため、朝顔たちに、4人の身元究明を依頼する。茶子(山口智子)が不在の中、朝顔は、藤堂(板尾創路)や絵美(平岩紙)らとともに、1体ずつ遺体の解剖を行うが…。