女優吉岡里帆(26)が14日、大阪市内で、主演映画「見えない目撃者」(20日公開、森淳一監督)の舞台あいさつに出席した。共演者の高杉真宙(23)と森監督と登場した。

吉岡と高杉は今作品が初共演。過去の事故で視力を失った元女性警察官「浜中なつめ」を演じた吉岡は「目が見えない役なので、劇場のお客さんに、その恐怖を一緒に感じてもらわないといけないと思ってました」。なつめとともに事件に立ち向かう高校生を演じた高杉は「なつめのバディとして、目としてどんな動きができるか意識しました」と振り返った。

クランクアップで、吉岡は「平成最後の戦い抜いた作品だ」と語っていたらしく、「今回初めてのアクションシーンで、練習があってやっとあそこまで来られた」と話した。撮影には、2カ月ほどジムに通って筋肉をつけた。「次は1年前からムキムキにして、白のTシャツ1枚で『戦う女』みたいなのをいつかやってみたい」と令和での目標を掲げた。

高杉が「年齢とともにしぶさが欲しい。ひげの似合う軍人さんのような筋肉で、白Tシャツ着て『男です』みたいな」と話すと、吉岡は「私にあこがれちゃってる」とツッコんだ。これが次回作になるかの問いに、森監督が「ないです」と答えると会場に笑いが上がった。

他の映画で関西弁の役を演じたことがある高杉が「おもろい映画やな」と言うと、京都出身の吉岡は「13点くらいかな。キュートさで乗り切っている」と笑わせた。