松井愛莉(22)が映画「癒しのこころみ~自分を好きになる方法~」(篠原哲雄監督、20年夏公開)で映画初主演することが19日、分かった。

同作はやりたい仕事が見つからず、自分に自信のない女性がカリスマセラピストと出会い、少しずつ成長していくオリジナルストーリー。松井は、人を笑顔にして支えるセラピストを目指す一ノ瀬里奈を演じる。

主演が松井に決まると、篠原監督はキャラクター像を大幅に変更。“松井愛莉が最も輝く主人公”となるように、クランクイン前日まで脚本を書き直したという。

松井は「篠原監督とお話をする中で、脚本や設定、里奈という主人公の性格もどんどん私と似た人物に作り変えてくださるという、とてもありがたい脚本作りや演出に感謝の気持ちでいっぱいです」と謝意を表した。

撮影は富士山の見える自然に恵まれた環境で行われた。福島生まれの松井。「田舎育ちで自然が大好きな私はとてもリラックスして臨めました」と話した。

初主演作については「人生やお仕事で悩んでいる方々にご覧いただいて、自分を好きになる方法のヒントにしていただけたらうれしいです」とアピールした。

篠原監督は「今まで嫌っていた『映画を見て癒やされる感覚』をキーワードにしました」という。「僕のこれまでの作品が、自分が勝手に思っていた志向とは異なり、人にある心地よさをもたらしているなら、本当に堂々と心地よさを目指してしまえと決めました。その結果、今まで嫌っていた『癒やし』を『こころみる』映画になったのではと思います」と話した。

共演は、劇団EXILE八木将康、BOYS AND MEN水野勝、秋沢健太朗、橋本マナミ、藤原紀香ら。