女優吉岡里帆(26)が20日、都内で、主演映画「見えない目撃者」(森淳一監督)初日舞台あいさつに出席した。

同作は視力を失った元女警察官が日本中を震撼(しんかん)させる女子高生連続殺人事件の真相に迫る本格スリラー作品。吉岡は警察官として将来を有望されながら、自らの過失事故で視力を失った浜中なつめを演じる。

本格スリラー映画は初挑戦。笑顔を封印し、これまでにない吉岡で挑んだ。「これからハラハラドキドキを味わっていただくので、その前にほんわかした時間を共有できたらと思います」とあいさつした。

キャンペーンで回った各地の反応もよかった。「上演後の舞台あいさつで、みんな大きな拍手で迎えてくれた。作品のおもしろさが届いたなと感じました」と手応えを口にした。

同作について、「犯人との対峙(たいじ)シーンは、ホラーとは違って人間的な怖さ、人が人を追い込む様の怖さがあった」とアピールした。

舞台あいさつでは「ハワイ国際映画祭」への正式出品も発表された。「製作チーム一同が攻めに攻めて作り上げた作品です。映画でしかできないことが多いので、その反応がどう返ってくるのか楽しみです」と話した。

この日、高杉真宙、浅香航大、田口トモロヲ、森淳一監督も登壇した。

森監督は「ハワイ国際映画祭」への出品について、「和のテイストを取り入れているので、海外でどう反応されるのかが楽しみ」と期待した。