歌手山崎まさよし(47)が14年ぶりに主演した映画「影踏み」(篠原哲雄監督、11月15日公開)の完成上映会とスペシャルコンサートが5日、都内で行われた。

山崎は「(会場の)中野サンプラザがなくなるという話がずいぶん前にあって無くなったら困ると思っていたんですが、まだある。うれしいけど、まるで『なくなる詐欺』のような」と気負いなく切り出した。

出演のいきさつについては「(原作の)横山秀夫さんのファンで、映画祭でお会いして意気投合。唯一映像化されていない『影踏み』に、という運びになりました」。今回は音楽も担当し「自分のつたない演技に音を付けるのはかなり恥ずかしかったですけど、自分の作ったテーマ曲で締めくくれたのはミュージシャン冥利(みょうり)でした」と振り返った。

映画は11月8日に物語の舞台となった群馬で先行公開。15日に全国公開される。