シンガー・ソングライター大黒摩季(50)が、緊急事態宣言の解除後もライブイベントについては収容人数が制限されることに「お客様を選別するのはあってはならない」との思いから、開催予定だったツアーを一旦中止とし、「改めて50%の席数にのっとり開催を目指したい」とした。

大黒は3月の時点で、4月~6月まで開催予定だったライブツアーの延期を発表していたが、4日に公式サイトで中止を発表。「五月末に緊急事態宣言が解除され、新たな生活様式も提案され、私共エンターテイメント業界にも緩和の兆しが出てきたものの、これまで考えておりました予定や方針を変更せざるを得なくなりました。ステップ1~3へと移行しながら、Liveやイベントの動員可能な数も増えて行くわけですが、収容人数の方は会場キャパシティーの50%ということで、思いを膨らませやっととれたお席を半分にするということは席を選別せねばならず、私としてはお客様を選別するのはあってはならないことであり、してはいけないと思いました」と説明した。

4~6月のツアー日程はすでに7~8月への振り替えが完了していたという。「ですが、上記の理由によりこの度は、一旦4~6月公演を中止・払い戻しとさせて頂き、改めて50%の席数にのっとり開催を目指したいと思います。これまで楽しみにしながら、こちらから払い戻しの提案や情報がないことに不安をお持ちであったこと、ご迷惑ならびに払い戻し等のお手数をお掛けいたしますことを、ここに心よりお詫び申し上げます」とし、「私ももう切ない悲しいお知らせをこれ以上皆様にしたくはありませんし、次ご報告する時は頗る嬉しいお知らせとするつもりですので、わくわくドキドキを膨らませながらもう少しだけお待ちください」と呼びかけた。