糖尿病で余命4年の宣告を受けた嶋大輔(56)が、フィットネスクラブを運営するRIZAP(ライザップ)の、医師が監修し健康数値の改善を目的とした「健康ダイエット」で完全復活した。

嶋は1981年(昭56)に芸能界デビューすると、歌手デビューした翌82年に自身も出演したドラマ「天まであがれ!」の主題歌「男の勲章」が大ヒット。リーゼントの髪形とツッパリキャラクターで大ブレークした。近年は軽妙なトークでバラエティー番組に出演する一方で、「男の勲章」が各局のドラマなどで繰り返し使用され、03年にセルフカバー。05年には続編「大人の勲章」をリリースすると、18年にはドラマ「今日から俺は!」のオープニング曲として「男の勲章」が起用されたことで、再ブレークした。

その裏で、50代に入り体重が、どんどん増えていった。4月にテレビにも出演したミュージカル女優を目指す長女圭叶(KEYKA)と中学1年生の次女からも、体形について指摘されたが「ダイエットを意識したものの、なかなか1人では継続できず」だったという。

そんな中、医師から糖尿病であること、このまま不摂生を続けた場合、余命は4年と健康面のリスクを指摘された。「肥満を放置していたら、いつの間にか医師に糖尿病を宣告」されたというが、体重104・2キロ、体脂肪率32%、血糖値121、内臓脂肪の面積は147・1立方センチもあった。

嶋は「そんな時にライザップに出会い、改めてダイエット行うことを決意しました」と一念発起し、ライザップの健康ダイエットを受けた。88年に特撮ドラマ「超獣戦隊ライブマン」に主演するなど肉体派としても知られており「もともとスポーツクラブに通っていたことがあるので、トレーニングには不安はありませんでした。最初から、きついのかなと思ったんですが、週2回~3回、50分ずつのトレーニングなことと、糖尿病で血圧も高かったので医師に相談しながら徐々に負担をかけていきました」という。「だから、毎日きついというのはなかったです」と順調にトレーニングをこなした。

一方で、不安だったのが食事制限だった。「カロリー制限などはやったことがなく、不安はありました。イメージだと『食べられない』と思っていましたが、『本当に食べて良いの?』というぐらい、いろいろな食事を食べています。むしろ『食べてください』と言われて、すごく気持ちが楽になりました」と食事のコントロールも無理なく出来たという。

1年8カ月、時間をかけて取り組んだ結果、体重は88・5キロと15・7キロの減量に成功。体脂肪率23・1%、血糖値86(mg/dL)、内臓脂肪の面積83・5立方センチと、いずれも数値は大きく改善した。

ダイエットには家族の協力と応援もあったという。嶋は「ライザップでのトレーニングを始めてから、外見はもちろん内面にも効果が表れて。主治医が驚くほど糖尿病の数値が改善しました。下の子がまだ中学1年生なので、その子が成人して結婚するまでは元気で、いつまでもかっこいい父親でいられるように健康第一で長生きしたいなと思います」とコメントした。

嶋が出演した同社の新CMは、18日から全国で順次、オンエアする。CMでは、診察室でぽっこりしたおなかの嶋が医師に不摂生を怒られ、うなだれている姿から一変「男の勲章」をBGMに、ぜい肉をスッキリ落とし、健康的に引き締まった肉体を披露している。