パックされた食肉を中心に販売する米食品メーカー大手ホーメルが、ベーコンのにおいがする「呼吸可能なベーコン」と称したマスクを開発し、無料配布することを発表した。

米CNNテレビによると、新型コロナウイルス感染拡大を受けてマスク着用が呼びかけられる中、自社製品の愛好者ら希望者にマスクを提供する予定だという。黒地のマスクには同社のブランド商品ブラックレーベルベーコンのロゴとベーコンの絵も描かれている。

同社のブランド開発担当者は、「新製品の開発や宣伝、流通において一貫して革新に注力しており、自社ブランド商品のブラックラベルベーコンを楽しんでもらう新たな刺激的な方法を提供する努力をしている」とコメントしている。

マスクの希望者は28日から同社のホームページを通じて申し込むことができるという。長時間マスクを着用していると、絶えずベーコンのにおいを嗅ぎ続けることになるので注意が必要かもしれないが、話題作りとしては抜群の宣伝効果がありそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)