漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2020」の決勝が20日に行われる。昨年、ミルクボーイの優勝を的中させた大阪日刊のお笑い担当・星名希実記者は人気コンビ「アキナ」を本命に指名し、“連覇”を目指す。

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<優勝予想>

◎本命 アキナ

○対抗 見取り図

★大穴 オズワルド

<敗者復活予想>

からし蓮根

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優勝の本命はアキナを推す。秋山賢太(37)と山名文和(40)のコンビ。決勝は4年ぶり2度目になる。

大阪・なんばグランド花月で行われた準々決勝で「そういえばアキナの漫才って…」と思ったのを覚えている。大阪でレギュラー番組を多数抱え、MCもこなす。その人気ぶりに「おもしろいのは当たり前」と思っていた。劇場の香盤表(出演順)で名前を目にしていたと思うが、生で漫才を見るのは、もしかしたら準々決勝が初めてだったかもしれない。どんなネタかワクワクした。

実際に見てみると、秋山のツッコミの鋭さ、山名のボケのキレ…。かなりおもしろかった。準々決勝は大トリで出演。後半につれて賞レース芸人が登場し、舞台がより熱くなったが「アキナが最後にすべてを持っていった」と感じた。

帰り道、他社のベテラン記者が「やっぱりアキナは笑いを取ってきよるな」と言っていた。その通りだと思った。気になって他のネタも調べてみたが、どれもおもしろい。さらに、昨年結婚したABC(朝日放送)の塚本麻里衣アナウンサーが第1子を妊娠中で、秋山は来春パパになる。「家族のためにも優勝を-」と思っているだろう。

対抗は3年連続決勝の見取り図。ある人から「準決勝で『そんなネタあったんや』って感じだった。『いつの間に』ということをやっていた」、「直前の11月の単独(ライブ)でできたネタやったらしい。予選全部、そこの単独から出てるみたい。M-1に向けての単独が大成功している」と聞いた。三度目の正直をたびたび宣言しているだけに、今年の優勝へのこだわりは相当なものだろう。

大穴は、2年連続決勝進出のオズワルド。昨年は史上最高の681点を記録し優勝したミルクボーイの直後に登場。今年は順番にとらわれず、冷静に力を発揮してくると期待している。

敗者復活は、昨年ファイナリストのからし蓮根と予想。今年、ツッコミの杉本青空は第2子が誕生、ボケの伊織はMBS藤林温子アナウンサーと結婚。家族のためによりたくましい姿を見せてくれると思う。【星名希実】

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▽M1決勝進出コンビ

◆アキナ(吉本興業)

◆マヂカルラブリー(吉本興業)

◆見取り図(吉本興業)

◆錦鯉(SMA)

◆ニューヨーク(吉本興業)

◆おいでやすこが(吉本興業)

◆オズワルド(吉本興業)

◆東京ホテイソン(グレープカンパニー)

◆ウエストランド(タイタン)

◆敗者復活1組