NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の13日に放送された第28話の平均視聴率が18・5%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の18・8%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。オープニングの映像では杉咲と、千代の幼少期を演じる子役、毎田暖乃(のの)らが登場し、横に並んでいる演出がされている。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、千鳥一座の「正チャンの冒険」上演の本番前日、足をけがした清子(映美くらら)。この最大のピンチに、主役の正チャン役を託されたのは千代(杉咲花)だった。驚きあきれる千鳥(若村麻由美)は猛反対するが、千代も座員たちも、「楽しみに待つ客や子どもたちを裏切れない」と一歩も引かない。最後は千代の正チャン役で上演を決行する一座だったが、いざ稽古に入ると困ったことが起こる。千代の声が客席まで十分に届かないのだった。千代は遅くまで稽古を続けていたところ、千鳥がやってくる。見かねた千鳥は腹式呼吸を教え込む。

そしていよいよ上演当日を迎える。客も入り、特訓の成果があって舞台は上々に進む。しかしヤマ場を迎えたところで、千代は小道具の短剣を忘れたことに気付く。千代は機転を利かせて話の筋を変え、舞台は無事に幕を下ろす。