定期検査で脳内に血管の詰まりが発見され検査入院し、放送47年目で初めてMBSラジオ「ありがとう浜村淳です」(月~土曜午前8時)を休んでいたパーソナリティー浜村淳(86)が、16日の同番組へ電話で出演した。出演後には、大阪府内の病院を退院した。

浜村は番組開始から1時間20分ほど過ぎた頃、電話越しに「まもなく退院いたします。月曜からはちゃんと番組に出演いたします」と元気な声。所属事務所によると、浜村は検査も良好で予定通りの退院、次回18日から番組復帰することも確認された。

浜村は、電話出演の中で、入院について「これだけ(新型)コロナ(ウイルス)がありますから、一応…で、検査、検査。方々を検査して、今のところ大丈夫ということになりました」と、現況も明かした。

自身初の病欠で「たくさん心配のお手紙やらいただき、恐縮いたしております」と感謝。一方で、入院先の病院では「もう、看護師さんが全部、美人! スタイルがよくて、けなげ。美しい! ここで一生暮らしたいと思いますが、でも、番組にも美人がおりますから」。衰えぬ好奇心が長寿のひけつの浜村らしいコメントで、病院スタッフ、休演中に代わって放送を担っているアシスタントの鳥居睦子、佐々木りつ子の両アナウンサーらもねぎらった。

浜村は映画ファンとして広く知られているが、長年の宝塚歌劇ファンでもあり、兵庫・宝塚大劇場や、大阪・梅田芸術劇場での上演作へ観劇に訪れる姿もよく見かけられる。これまで、番組にも多くのタカラジェンヌやOGをゲストに招いている。

そんな背景から「(休演中はアシスタント)女性ばかりでつないでくれて、聴いていると、宝塚の舞台みたい。でも、残念ながら男役がいないと」と、浜村節で復帰への意欲も見せた。

浜村は13日の番組出演後、定期検査を受け、「脳内に、ごく小さな血管の詰まり」が発見され、投薬の効果を見るためもあって、大事をとって入院。14、15日の番組出演を休んでいた。

検査後に「即入院」を告げられたことから「本とか何も持って行かなかった」ために「検査の合間は暇」だったそう。

カバンに、前花組トップ明日海りおが宝塚時代の代表作のひとつを再演している「ポーの一族」のパンフレットがあったことから「(出演の)明日海りお、夢咲ねね、綺咲愛里、涼風真世、純矢ちとせ…みんな宝塚(出身)ですから」と言い「10回も読み返してたら、全部、コメントを覚えた」と笑わせていた。