男性歌謡グループ純烈が1日、東京・青海の大江戸温泉物語で、銀幕デビューとなる主演映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」(佛田洋監督、今秋公開)の製作発表会見に出席した。

同グループは、「夢は紅白!親孝行!」をスローガンに2010年にデビューした。スーパー銭湯での地道なライブを通じ、ファンを獲得してきた。同映画は、4人が世を忍ぶ仮の姿を持ち、憩いの場である温泉施設を守る、純烈ジャーとして、温泉の平和を乱す悪と戦う物語。

リーダーの酒井一圭(45)白川裕二郎(44)小田井涼平(49)の3人は戦隊ヒーロー出身でもある。唯一、出演経験がなかった後上翔太(34)は「結成以来、他のメンバーが『元なんとかレンジャー』とか言っているなか、僕1人、『元東京理科大学』と言いつづけてきて、10年以上が経ちましたが、今年からは『純烈ジャーの後上です』と言えることを、非常にうれしく思っています」と喜んだ。

酒井は「演歌歌謡曲を応援してくれた皆さんや、現役のヒーローファンであったり、ちびっこたち、3世代で見られる映画のつもりでやらせていただきました」と自信たっぷり。

白川は「戦隊モノは僕の原点でもあるので、戻って来れてうれしかった。この作品を通じて、あわよくば純烈のファンになってくれないかなという気持ちで演じました」。

小田井は「映画であるということが非常にうれしかったです。映画に出たということは、TBSの『王様のブランチ』の映画コーナーに出られるのでは。それが僕の中で非常に楽しみで、(妻の)LiLiCoのインタビューを僕らが受けることがあるのかと期待しています」とアピールし、笑いを誘った。

会見では、変身するシーンも披露した。なぜか変身後に、身長や体形が変わっていたが、「パワースーツ」の効果だと強調。アクションについて、酒井は「アクションというのはですね、やられてくれる方が、うまければなんとかなるものです」とコメントした。最後に「これがもし皆さんのおかげでヒットして、主題歌も歌っているから、去年のLiSAさんみたいに、日本レコード大賞にいけるかもしれない。1人1人にぜひ、劇場に足を運んでいただき、応援していただきたいです」と呼び掛けた。