新型コロナウイルスに感染していた女優の藤田朋子(55)が、舞台出演にあたって記憶障害に不安を感じていたことを告白した。

藤田は19日~21日、銀座博品館劇場にて上演された「デジタル劇場製作委員会PRESENTS三密回避シチュエーションオムニバス舞台『デジタル博品館劇場』~なお、近づきたくても近づけない人々の悲喜交々~」に出演した。千秋楽が終わり、23日、藤田は「余韻からまだまだ抜けられない」とブログを更新した。

新型コロナウイルス感染後、記憶障害に悩まされるケースもあると聞いてから、藤田は「コロナには絶対になりたくない」「記憶障害。台詞が覚えられなくなる??とてつもない不安」と警戒して過ごしていたそう。しかし、自身も感染が判明し、「今後、台詞覚えや、監督や演出家の方からの指示を覚えにくくなった時に、年齢のせいなのか、コロナのせいなのか、努力で補えない何かを背負った気がしました」と当時の苦しい胸の内を振り返った。

回復後も不安は残ったままだったそうで、「果たして私は、舞台の上で、ちゃんとした声で台詞を言えるようになるのか?言いようのない得体の知れない不安が心を占めてはいたものの、口に出すのも怖かった」と告白。しかし、舞台をやり遂げることができて、「コロナ前の私と変わらず元気いっぱい 『芝居が好きや~!!』な私で楽しい時間を過ごしていました!!」と喜びいっぱいにつづっている。