TOKIO松岡昌宏(44)が21日、今月1日からスタートした新会社「株式会社TOKIO」広報担当の副社長として、“広報初仕事”に臨んだ。この日都内で行われた「うどんで日本を元気にプロジェクト」合同記者会見に出席後、日刊スポーツなどの取材に応じ、新会社は広報としての近況や、先月をもってTOKIOを脱退した長瀬智也(42)への思いなどを明かした。

 

-株式会社TOKIOが、うどんチェーン店を展開する株式会社丸亀製麺が、共創型パートナーシップを締結しました

松岡 身近な企業の方から声をかけていただいて、会社としてエンジンが動き出したなと素直に思いました。まだ3週間といえど。まだ変なところが1年生な気分ですね。

-メンバーとの打ち合わせも増えた

松岡 冗談じゃないってくらい、もういいだろうってくらい会うんですよ(苦笑い)。やっぱり、資料とかに目を通して、温度差がないように、顔を合わせて。オフィスでガサガサいっていますよ。多いときは週3。もう、ちょっといやんなっています(笑い)。会わないときは1カ月以上、会わないこともありましたからね。今は最低でも週1は会う。長いときは2~3時間ぐらい。

-城島さんの社長は板についてきましたか

松岡 社長が板につかないから、名刺を板にしたんです。それで勘弁してくれ、という(笑い)。名刺は120枚ずつくらいあって、結構持ち歩いているんですよ。皆それぞれ、お仕事でお世話になっているところに、配ったりしていますので。そのあたりは、国分が企画してくれました。だてに30年以上一緒にやっていませんから、「これだったら松岡もやるかな」っていうのは分かっていますよね。

-長瀬さんにあらためて新会社スタートの報告は

松岡 着々と準備している時から長瀬の耳にも入っていましたし、長瀬も、個人個人に頑張ってほしいというメッセージをくれまして。彼自身もポジティブにやってほしいし、僕らも絶対ポジティブにやっていきたい。まだ実感がないっちゃないんですけど。でもこうやって3人で何か行動を起こすことによって、少しずつ、「長瀬が抜けた」っていうよりも『我々株式会社TOKIOが立ち上がったんだな』っていう風に持っていきたいですね。まあいつでも連絡できるので。

-長瀬さんから新会社ホームページの感想など、連絡はありましたか

長瀬 ないです。彼が一番モットーにしていたことは、そういうお互いの報告ってよりも、何かやった時の結果を見てほしい、っていう形でしたから。

-福島県庁内に新設された「TOKIO課」について

長瀬 この前、城島が社長自ら行ってきました。既にいろいろと、ちょこちょこ動いてはいるんですけど、まだまだどうしても目の行き届かないところというのもありますので。背伸びして何かを、ってことではなく、われわれの経験を踏まえて、元気にできるプロジェクトができないかなってことは考えています。

-丸亀製麺とのプロジェクトで、オリジナルトッピングを考案するというアイデアもあった。福島で作るならどういうものを

松岡 たくさんありますよね。魚介なら、メヒカリとか。野菜もおいしいですし。あと、丸亀製麺さんは全国で肉のうどんっていうのをすごく力を入れていらっしゃるので、福島にもすごくおいしい牛肉ありますし。根菜とか使って、根っこから元気になるものでもいいですし。そういうものを考えています。

-広報担当としての、今後のプランは

松岡 今まで通り、思ったことをその場で言う!(笑い) 原稿は用意しない。原稿を用意して失敗した例もたくさん見てきたので。その時の思ったことを率直に、リアルなことをお伝えします。生放送というか(笑い)。

-新会社のホームページ制作にはお金がかかったと国分さんが明かしていた

松岡 あまり聞かないようにしていますけど、まあ、お金はかかります。やっぱり会社ですから。そこから学ぶこともある。今までは幸せな状況だった。会社が大きいので、予算の心配をすることはなかった。今はみんなで予算表を見て。大変でした。切り詰めましたけどね。ホームページの映像だって、若い学生さんにやってもらって。そういう新しい可能性の人に、優しお値段で、すばらしいものを作ってもらった。ギャラ? それだけは言うなって、城島に言われているんですよ(笑い)。

-松岡さん個人がSNS発信に挑戦することは

松岡 ないですね。

-ずっとガラケーだった松岡さんが、スマートフォンに変えたと聞きました

松岡 去年買って、使いだしたのは2月くらいから。スマホいいですね。最近は文字を打たないです。声で(文字入力を)やってます。だから、勝手に(間違って)変換されても、知ったこっちゃない。俺が悪いんじゃない、これが悪いんだ、と(笑い)。もともとアナログ人間なので、SNSに興味を持てばやるかもしれないですけど、僕はツイッターとかやらないほうがいいと思いますよ。余計なこと書いて、また騒がれて、おかしくなって…(笑い)。

-タレント活動も並行していく。負担が増えたのでは

松岡 今も舞台稽古中(「東京ゴッドファーザーズ」)ですからね。タレントの仕事、プラスアルファ株式会社TOKIOって感じで。これが今で良かったなと思います。10年前だったら多分それをできるキャパが僕にはなかった。でも、重なる部分もあるんですよ。世の中でこう動いているってことは、こういうふうになっているんだ、って分かってくることも。まあ、楽しんでやってます。