武田梨奈(29)が14日、東京・池袋HUMAXシネマズで行われた主演映画「ナポレオンと私」(頃安祐良監督、7月2日公開)完成披露上映会後に、共演の濱正悟(26)と囲み取材に応じた。翌15日に30歳の誕生日を迎える武田は、30代の抱負を聞かれると「アクション映画でデビューさせていただいて、30代になってアクション映画で代表作を作って海外に出て行きたい。海外の方とコロナ禍になって交流が深くなった。たくさんある企画を終わらせず、年末くらいに何本か決まっているので行きたい」と語った。

「ナポレオンと私」では、人生に迷う中、同僚に誘われて恋愛ゲームをインストールしたところ、画面から現れた英雄ナポレオン(濱)と同居生活を始める春子を演じた。等身大の女性、しかもラブコメという、これまで機会が少なかった新しい役どころ、ジャンルへの挑戦となった。武田は「10代の時に、こういう役をやれると思わなかった。年齢を重ねて、普通の女性を演じさせてもらえるのはありがたい。これからも出来たら」と、30代で女優としての幅を広げることにも意欲を見せた。そして「主婦とか男性を誘惑する役とか、頑張ります」と笑みを浮かべた。

「結婚しても良い頃…逆にしていないと、マズいのでは?」と突っ込まれると「マズくはないですよ!!」と声を大にした。その上で「いずれかは、ね…したいですけど、今は自分の目標があるので、まずそれをかなえてから。いつか結婚、したいです」と照れ笑いを浮かべた。

20代最後の日を映画館で迎えたことについては「1番、大好きな場所の映画館で、大好きな仲間達とお客さんと20代最後の日を迎えられるということが、本当に幸せでいっぱい。幸せという言葉しか出てこない」と感激した。