俳優田中圭(36)主演の映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(飯塚健監督)の公開記念舞台あいさつが19日、都内で行われ、土屋太鳳(26)ら共演陣が田中の人柄を「神様みたい」と語った。

98年長野五輪で、スキージャンプ団体金メダルをもたらした日本代表を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの物語。2度の延期を乗り越え、2年越しの公開となった。

土屋は田中とは共演多数で、今作では夫婦役を演じた。土屋が田中を「いろんなことを許して、見守って、笑いに変えて。ひたすら受け止めてくださる」と評すると、無事公開を迎えたことで宣伝などで顔を合わせなくなることに、土屋は「寂しいです」と声を震わせ、大粒の涙を流した。

また「圭さんは周りの人のことを神様みたいとか(山田)裕貴くんのことをかわいいと言うけれど、圭さんこそ神様だと思う」といい、「年上に失礼かも知れないけれど、圭さんこそかわいらしいと思う。最高の上司ですよね? 裕貴くん」。山田も「人と人の接し方に分け隔てがない人。作品も人も、好きなものは好きと愛してくれる。そういう圭さんだからこそ愛されるんだと思う。神様だと思います」と同調した。

2人から突然持ち上げられると、田中は「両隣から何でほめられてるんだろう」と照れ笑い。この日は、主要キャストの真栄田郷敦(21)日向坂46小坂菜緒(18)も顔をそろえ「ようやく公開、やっとかとうれしい気持ち。でも何がうれしいかって、ここに5人がいることがうれしい。みんなと会えると思ってなかった。本当は2時間しゃべりたいくらい」と笑った。