中川大志主演の日本テレビ系連続ドラマ「ボクの殺意が恋をした」(日曜午後10時30分)第1話が4日、放送され、平均世帯視聴率が5・8%(関東地区、速報値)だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は3・1%だった。

同作は、中川演じる、最高に間の悪い“殺し屋”男虎柊(おのとら・しゅう)が、育ての父を殺した人気漫画家・鳴宮美月(新木優子)に報復するために近づくが、逆に恋に落ちるスリリング・ラブコメディー。

第1話で、男虎柊は、幼い頃に両親を亡くし、両親の友人・男虎丈一郎(藤木直人)に育てられた。丈一郎が営む清掃会社で働いていた。丈一郎と知り合いの刑事・綿谷詩織(水野美紀)は、柊を見守ってきた。

一方、とある出版社では、大人気漫画「ハリネズミ探偵・ハリー」の作者・鳴宮美月(新木優子)が会議室で取材を受けていた。美月は大きな漫画大賞を受賞した人気漫画家だ。写真撮影のために美月が窓際に立つと、人影が窓の外に映りこんで邪魔をしてしまった。それは、一心不乱に窓を拭く柊だった。彼は、丈一郎とともに出版社のビルの掃除に来ていた。なんとも間の悪い柊に、丈一郎は頭を抱えていた。

帰り道、丈一郎は、リタイアして清掃会社を柊に譲ると告げた。突然のことに柊は驚いた。ただ、丈一郎は、肝心な時にいつも失敗してしまう柊を心配していた。その晩、柊は詩織から、丈一郎が撃たれたという連絡を受けた。突然の出来事に、柊は悲しみ、混乱した。

しかし、ニュースでは、丈一郎の死は海に転落した事故と報道された。ますます混乱し激怒する柊に、詩織は自分が事故死として処理するように指示したと告げた。

詩織は柊に、驚くべき秘密を打ち明けた。警察にはSOSという極秘の殺し屋組織があり、丈一郎はSOSに所属する殺し屋だったという。

SOSは、テロリストや法で裁けない悪人たちを殺し屋に始末させていた。詩織はSOSの責任者で、丈一郎はこれまでいくつもの難しいミッションを誰にも知られずに遂行してきた伝説の殺し屋だった。

詩織は、丈一郎のような殺し屋に恨みを持つ裏組織の人間に殺されたに違いないと言った。

詩織は、丈一郎を殺したのは、鳴宮美月だと断言した。事件現場付近の監視カメラには、美月が丈一郎を撃ち、海に落とすまでの一部始終が映っていた。美月には、テロ組織に多額の資金を提供している疑いがあった。丈一郎は指令を受けて美月を狙ったが、逆に殺されてしまったという。

柊は、殺し屋になって丈一郎の任務を引き継ぎ、敵討ちすることを決意した。